臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

クロール(Cl)って大切?

2018.04.19

久しぶりに腎臓内科のベイマックスが

記事を書いてくれました。明日から

病棟でも、ERでも役に立つ内容ですよ。

(編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

みなさん、採血の項目でクロール(Cl)って

見かけたことはありますか?

 

実際の臨床ではNa、Kに合わせてClもとって

いる場合が多いのではないでしょうか。

実は私たち腎臓内科医にとって、Clは

意外に重要な役割を果たしているのです。

 

Na-Cl=36

 

これを覚えておくと、代謝性アルカローシスと

アニオンギャップ正常な代謝性アシドーシス

の発見に役立つのです!

 

アニオンギャップは

AG=Na-Cl-HCO3-

でしたよね。なので

Na-Cl=AG+HCO3-

となります。

 

もしAGとHCO3-が正常ならば、

Na-Cl=12+24=36となります。

 

Na-Cl<36

→AG正常な代謝性アシドーシス

 

Na-Cl>36

→代謝性アルカローシス

 

ただし、Na-Cl<36となるのは

AG正常な代謝性アシドーシス以外にも

AGの低下(低Alb血症、高γグロブリン血症

など)や呼吸性アルカローシス(腎性代償に

よるHCO3-の低下)でもみられることが

ありますが、ぱっと見であたりを付け

られます。参考にしてみてくださいね。

(腎臓内科のベイマックス)

ER当直での一コマ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆4月のもう一つは

 松永先生の感染症カンファ

今年度で10年目となる伝統(?)の

感染症カンファです。年5回開催のうち

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年4月26日(木)13時~

 

そして5月は、

 徳田安春先生と続きます!

おなじみの徳田先生のカンファ

昨年度は4回もお越しいただきました。

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年5月11日(金)13時~

 

いずれも院外からの参加を歓迎します!

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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◆感想やコメントは

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【お知らせ】 “こどもの診療ワークショップ in 水戸” 開催のご案内

2018.04.17
カテゴリー: 初期研修

当院と隣接する茨城県立こども病院の

主催で初期研修医を対象とした

ワークショップが開催されますので、

お知らせします。

 

このワークショップは、半日のコースですが

こどもの嘔吐、下痢のみかたや小児の輸液

さらに小児のエコーと内容は盛りだくさん

です。施設見学もあるため、こども病院での

専門研修を考えているあなたにはチャンス

です。

 

当院でも2年前からこども病院との共催で

「水戸医学生“小児科”セミナー」を開催して

いますが、こちらは医学生を対象に、

PALSをからめたメディカルラリーを中心

としたセミナーです。秋には第3回の開催を

予定しています。

 

今回のワークショップも、セミナーも

小児科に関心のあるあなたにお勧めです!

 

なお、今回は初期研修医を対象にして

いますが、医学生で参加を希望される場合

は当院もしくはこども病院にメールで

お問い合わせください。

(編集長)

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◆4月のもう一つは

 松永先生の感染症カンファ

今年度で10年目となる伝統(?)の

感染症カンファです。年5回開催のうち

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年4月26日(木)13時~

 

そして5月は、

 徳田安春先生と続きます!

おなじみの徳田先生のカンファ

昨年度は4回もお越しいただきました。

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年5月11日(金)13時~

 

いずれも院外からの参加を歓迎します!

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

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山中克郎先生にお越しいただきました

2018.04.14
カテゴリー: カンファレンス 内科

4月13日に諏訪中央病院総合内科の

山中克郎先生にお越しいただきました。

 

山中先生はNHKのドクターGや感染症の

青木先生が主催する若手医師セミナーの

講師として活躍されています。

 

以前は藤田保健衛生大学の救急総合内科

教授として活躍されていましたが、4年前

から諏訪中央病院の総合内科でお仕事を

されています。著書も多く、読んだことが

ある人も多いと思います。

 

じつは、当院小児科の工藤先生とは大学の

部活で1年先輩後輩の仲で、工藤先生の

ご厚意で紹介していただき、今回初めて

当院にお越しいただきました。

 

 

ベッドサイドを含めた症例検討と、診察の

心構えなどを含めた講演をしていただき

ました。

 

症例検討ではベッドサイドでの時間を

長くとって、1症例をたっぷり2時間使って

学びました。

 

講演ではスライドを使わないインタラク

ティブな内容でみんなを飽きさせない

楽しいものでした。

 

夜は研修医たちと一緒に会食にもお付き合い

いただき、とても楽しい時間を過ごせました。

 

山中先生どうも有り難うございました!

 

 

次回から山中先生の話から、イイところを

紹介します。

(編集長)

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◆5月は・・・・・、

 徳田安春先生のカンファです!

 

おなじみの徳田先生のカンファですが、

今年度1回目が下記日程で開催されます。

院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年5月11日(金)13時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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周産期センターのワークライフバランス

2018.04.12
カテゴリー: 周産期センター

新年度になりました。

別れと出会いの季節ですが、皆様はどんな

新年度を迎えていますでしょうか?

チームさんばです。

 

3月いっぱいで異動になってしまう先生が

居て寂しい思いをしていたのですが、

我がチームも後期研修1年目の先生が来て、

4月からフレッシュな風を吹かせてくれて

います。忙しいけど、やりがいのある場所!

と思ってもらえる職場にしようとスタッフ

一同、日々頑張っております。

 

周産期センターのスタッフ

 

そこで、今年度からワークライフバランスを

考慮した勤務体制に挑戦中です。

 

かつての医者は、当たり前のように

日中外来に手術に働いたのち、当直業務を

行って、それから翌日の外来手術と行って

やっと帰宅する、という34時間勤務を

こなし、一晩寝たらまた通常の日勤業務に

つく働き方をしていました。

 

この当直帯にお産がなければよいのですが、

たいていお産は夜と決まっていて(–;)

分娩2件、帝王切開1件、そこに婦人科の

緊急が1件、なんて一睡もできないことも

あるわけです。

 

労働基準法???って時代だったので、

不幸自慢したらきりがないほど武勇伝を

持っている先生はたくさんいらっしゃい

ます。聞きたければ見学に来た時にでも

聞いてみてください。今の研修医の先生も

忙しいですが、半端ないですよ。

 

でも近年、厚生労働省の指導も厳しくなり、

今どきはこうでなきゃ!と当直明けの勤務を

フリーにすることにしたのです。

 

休みがあることで体力的な不安が少なく

なり、勤務中の集中力が上がり、平日

休める!という特別感にモチベーションも

上がります。

 

人数が少ないとこの勤務は難しいのですが、

チームさんばスタッフ8人(うち2人は

後期研修医)体制なので、どうにか

できそうな予感がしています。

(本来当直免除になる年齢の先生にも泊って

いただいて、ようやく、、、、ですが(^^;))

 

新年度、さらにいいチームになります

ように! 

チーム(チームさんば)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆いよいよ明日です!

 山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

ベッドサイドと研修医向けの講演を予定

しています。院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年4月13日(金)14時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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病棟で問診する際のコツ   その2

2018.04.10
カテゴリー: 初期研修

あなたが病棟で患者さんや家族から

話を聞きだす時のコツについて

紹介しています。 

 

ERや外来とは異なり、病棟だからこそ

気を付けなければいけないこともあります。

なんだと思いますか?

 

3.場所に配慮する

個室に入院している場合は問題ないかも

しれませんが、大部屋の場合は周囲の

患者さんに全部話を聞かれてしまいます。

 

病気のことは誰でも聞かれたくないもの

ですから、動ける患者さんの場合は、

病棟内のICするスペースなどに場所を

変えて話を聞くと良いでしょう。

 

患者さんが動けないなら、家族だけでも

場所を代えて話をした方がよいですね。

 

また、場所を代えるということは

患者さんや家族も

「ちゃんと先生と話が出来た」と

認識してくれるきっかけになります。

 

特に女性の研修医は看護師さんと

勘違いされていて、

十分話をしたはずなのに、

「まだ先生が来てくれていません」

なんて言われることが

残念ながら時々あります。

 

こんな時は場所を代えて、改めて

自己紹介して話をすると上手くいきます。

 

4.雰囲気や態度で共感的理解を示す

入院してくる患者さんは、いろいろ不安を

抱えています。不安に思っていることを

全部話せて、しっかりと話を聞いてもらった

(=共感的理解)という安心感はとても

大事です。

 

ここで重要なのは、共感的理解というのは、

言葉よりも、むしろ言葉以外の態度が大きく

影響する、ということです。

 

具体的に言えば、患者さんから話を

聞くときは、患者さんと視線を合わせて、

少し前かがみの姿勢で話を聞く、 

ベッドサイドなら、サッとしゃがんで

患者さんと目線の高さを合わせて

話をする、などです。

 

こういった態度が自然にできると

患者さんにも家族にも、そして

看護師さんなどのスタッフにも

好印象を持ってもらえます。

ぜひやってみて下さい。

(編集長)

経食道心エコーの準備中

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◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

ベッドサイドと研修医向けの講演を予定

しています。院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年4月13日(金)14時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

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病棟で問診する際のコツ  その1

2018.04.07
カテゴリー: 初期研修

あっという間に1週間が過ぎましたね。

担当患者さんも割り当てられたけど、

全然把握できない・・・、というあなた。

心配いりません。最初からできる人は

ほとんどいません。

 

大きく環境が変わったばかりですので、

あせらずにやっていきましょう。

 

さて、病棟では担当患者さんのところに

行って話を聞きますよね。

 

病歴、既往歴、生活歴などなど

高齢者の場合は、家族の状況や

介護保険の有無、現在利用している

介護サービスを把握することも大事です。

 

でも、何となく話しにくい、うまく聞き出せない

なんてことがありますよね

 

患者さんや家族から話を聞きだす時は

どんなことに注意したら良いでしょう?

 

ここでは病棟での問診のコツを紹介

しようと思います。

 

1.挨拶と自己紹介

病棟に入院してきた患者さんのところへ

行ったら、まずは挨拶です。

 

「こんにちは。入院中に□□先生と一緒に

担当します研修医の○○です。」

 

この時に患者さんの名前を確認すること。

編集長も話していたら、じつは全然別の

患者さんだった、という経験があります。

特に慣れていない時ほど注意しましょう。

 

また、そばに家族がいれば家族にも

挨拶すると同時に、患者さんとの関係を

聞いておきます

 

「失礼ですが、ご関係は?」と言えばOK

 

例えば奥さんだと思っていたら、

奥さんは亡くなっていて、年の近い妹さんが

一緒に来ていたなんてこともあります。

 

家族のことは後で聞こうと思っても、

何となく聞きにくくなるので、最初の時点で

聞き出しておくのがポイントです。

 

2.患者さんの状態を尋ねる

病棟には、基本的に具合の悪い患者さんが

入院してきます。そこで、いろいろ問診する前に

 

「今のお加減はいかがですか?」

「少し話を伺ってもいいですか?」

 

と一言尋ねてください。

 

もちろん検査入院などでは体調も悪くない場合も

ありますが、外来受診から入院までの間に

状態の変化がないかを、最初に聞いてください。

 

その後で「今日はどうしましたか?」など、

患者さんが自由に話せるような質問から

始めて、最初の数分間だけでも、

こちらから言葉を挟まずに聞くことに

徹しましょう。

 

続きは次回に 

(編集長)

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◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

ベッドサイドと研修医向けの講演を予定

しています。院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年4月13日(金)14時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

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チェックリスト

2018.04.05
カテゴリー: 初期研修

 

研修が始まって4日目です。

病棟デビューしたてのあなたは、

何が何だかわからないまま、

悪戦苦闘していると思います。

 

編集長の経験から言わせてもらうと、

ローテーションが変わった時、

最初の1週目は何が何だかわからない

まま過ぎてしまいます。2週目になると、

何とか動きが分かるようになって来ます。

ようやく仕事に慣れてきたと思えるのは

3週目から。

 

まして、初めて病棟にデビューした

あなたはもっと時間がかかるかも

しれません。

 

仕事を進めていくコツの一つは、

ルーチンの仕事をいかに早く終わら

せるかです。ルーチンを速く済ませて、

患者さんのところにいったり、勉強の

時間に使いましょう。

 

でも覚えることがたくさんありすぎて、

「訳が分からない!」

 

そんな時に役に立つのがチェックリスト

です。

 

チェックリストでやるべきことを確認して、

ルーチンの仕事を効率的に済ませると

いいかもしれません。

 

例えば、担当患者さんについて指導医から

「この患者さんは明日の午後に退院ね」

と言われたら、何を済ませておけばいいでしょう?

 

退院時のチェックリストとしては

・退院許可のオーダー入力

・退院証明を記入

・次回予約の有無を確認

・次回予約入力

・退院処方

 (次回予約日まで間に合うように)

・退院時のICの有無

・紹介状の有無を確認

・紹介状(必要に応じて画像も)の準備

・次回外来時の検査オーダー

・上記を指示簿に記入して、看護師さん

 にも伝えておく

 

こうしてチェックリストでやることを

確認しておけば、退院直前になって

看護師さんやクラークさんからPHSを

鳴らされることも、慌てることも

なくなります。

是非やってみて下さい。

(編集長)

 

病棟で電カルと格闘中

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◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

ベッドサイドと研修医向けの講演を予定

しています。院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年4月13日(金)14時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

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腰痛の原因

2018.04.03
カテゴリー: 初期研修

当院では昨日に辞令交付式があり、

午後から新J1が病棟デビューを果たし

ました。戸惑うことも多いかも

しれませんが、頑張ってください。

 

さて、前回は腰痛のレッドフラッグサインを

紹介しました。

 

では、腰痛の患者さんを診察する時は

どんな原因を考えておく必要が

あるでしょう?

 

腰痛の原因を考える時は、大きく3つに

分けて考えてみると整理しやすいと

思います。

 

1.筋骨格系の機械的原因(97%)

腰椎圧迫、腰椎捻挫

年齢による椎間板や関節面の変形

椎間板ヘルニア

脊柱管狭窄 

骨粗鬆症による圧迫骨折

脊椎すべり症

その他(外傷性骨折 脊椎分離症などなど)

 

2.非機械的脊椎疾患(1%)

悪性疾患

 ・多発性骨髄腫 

 ・癌の骨転移 

 ・白血病 

 ・脊髄腫瘍 

 ・後腹膜腫瘍 

 ・原発性脊椎腫瘍

炎症性関節炎

 ・強直性脊椎炎 

 ・乾癬性脊椎炎 

 ・ライター症候群

 ・炎症性腸疾患

骨軟化症

バジェット病

感染・骨髄炎 

 ・敗血症性椎間板炎 

 ・腸腰筋膿瘍 

 ・硬膜外膿瘍

 

3. 内臓・血管性疾患(2%)

骨盤内疾患

 ・前立腺炎 

 ・子宮内膜症 

 ・慢性骨盤内炎症性疾患

腎臓疾患

 ・腎内結石症 

 ・腎盂腎炎 

 ・腎膿瘍

大動脈瘤・大動脈解離

胃腸疾患・膵炎

 

頻度は圧倒的に筋骨格系の機械的

原因が多いのですが、レッドフラッグ

サインがあれば、非機械的脊椎疾患や

内臓・血管系疾患が疑う必要がある

ことが理解できると思います。 

(編集長)

 

当院J2の送別会から

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

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腰痛のレッドフラッグサイン

2018.03.31
カテゴリー: 初期研修

いきなりですが、症例を考えてみましょう。

 

70歳代の一人暮らしの男性。

1週間前から腰痛を自覚し、自宅で寝て

いることが多かった。親族が訪れた時に、

食事もあまりとれていなかったことから

病院を受診した。右腰痛以外は症状なし。

既往はリウマチ性多発筋痛症のため

ステロイドを処方され減量中。来院時の

バイタルは血圧130/80 心拍数86 

体温38.5度 呼吸数18

身体所見では右腰部に筋圧痛を認める

のみで他の異常所見はなし。

患者さんは発熱には気づいていなかった

のでいつからかは不明。

 

この場合、あなたはどう対処しますか?

 

腰痛はよくある症状で、すぐに画像検査や

入院が必要となることは少ないのですが、

中には重篤な疾患が隠れていることが

あります。

 

そこを見分ける時に役立つのが

レッドフラッグサイン(警告症状・警告所見)

です。

 

具体的には

・4~6週間の保存療法でも改善しない

・夜間疼痛や安静時痛

・筋力低下や感覚障害の進行

・50歳以上

・癌あるいは癌を強く疑わせるような病歴

・原因不明の体重減少

・静脈麻薬の使用

・最近の尿路感染症、皮膚感染症

・免疫抑制状態

・発熱、悪寒

・骨粗鬆症の既往

・慢性のステロイド使用

・薬物乱用

・強い外傷

 

提示した症例では、発熱とステロイド服用の

2つのレッドフラッグサインがあります。

感染などを念頭に入院を含めて精査が

必要となるケースです。

 

入院後に血液培養からグラム陽性球菌が

検出され、感染性心内膜炎の診断に

いたりました。

 

腰痛のレッドフラッグサインは是非とも

覚えておいて下さい。

(編集長)

オリエンテーションの一コマ

(電カルの使い方を指南中)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

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修了証授与式 2018

2018.03.29
カテゴリー: 初期研修

昨日当院のJ2に対する修了証授与式が

行われました。

 

院長から5名の研修医一人一人に修了証が

手渡されました。

 

初期研修を終える5名は、当院の内科に

残ってくれる1名のほか、筑波大学や

千葉大学の専門プログラム研修の進む

人もいます。

 

ちなみに筑波の専門プログラムに進む3人

のうちの2人は引き続き4月からも当院の

当該科で専門研修がスタートします。

 

初期研修とは違って、患者さんからも、

スタッフからも一人前の医師として見られ

ますので、緊張感をもって頑張ってほしい

と思います。そして活躍を心からお祈り

しています!! 

(編集長)

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◆山中克郎先生の講演会

 

ドクターGにも出演されたことのある

諏訪中央病院総合内科の山中先生が

初めて当院にお越しになります。

 

ベッドサイドと研修医向けの講演を予定

しています。院外からの参加も歓迎します!

 

平成30年4月13日(金)14時~

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

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